製品に最適なレザー

革鞄や革財布など、革製品の小物類し仕様されている、レザーは、その品質によって鞄や財布のプライスに影響を与えています。

レザーは、原料皮となる動物の種類によっての希少性などから、グレードなどの格付けなどはありますが、動物の種類の他にも、1頭の動物のレザーのどの部位を製品に使用するかによって、その製品の格付けなどが異なってくるそうです。

牛1頭のレザーは、背中から切り開かれた場合と、お腹から切り開かれた場合によって、そのレザーの部位の使い方は異なってきますが、背中の部分を「ベンズ」、肩の部分を「ショルダー」、お腹の部分を「ベリー」、首など頭部の部分を「ヘッド&ネック」などといった呼び方をして、その製品に最適な部位の革の性質を見極めるのが革職人さんたちのようです。

牛革の場合ですと、一般的には、お腹の部分のベリーの革は、柔らかく薄い性質であるため、部位としてのグレードは低く、市場での価格も低く設定されているようです。

ですが、ベリーの革の性質が、創作物にとって最適な素材であることもありますので、革の価値や性質は、どのような製品を作るかによっても、最適なレザー選びは異なってきます。